美しき海賊のプリンスなど2008/12/10 00:00

「美しき海賊のプリンス」 ガーレン・フォリー

どたばたしている。長すぎる。
キンセールの「Seize the Fire」に似ている。 
ヒロインのキャラがどうにも親しめない。

フランシス・リバース
セカンドチャンスの2冊はいずれもペケ。
「哀愁のアランデール」 
ヴィクトリア朝様式の古家の改修をめぐって対立するうっとうしい話だった。
ヒロインをもっと賢く描いても良かったんではないだろうか。どんどん上手くゆかなくなるヒロインが、最後に、
「わたしが間違っていました」
「きちんと自分の非を認める女性は素敵だよ」
ってなもんである。

「きらめく光の中で」
B&Bをいとなむシングルマザーヒロイン、そこに現れたるはバーンアウトした超リッチヒーロー。
これまたうっとうしい頑ななヒロイン。

本当に後年すばらしいロマンスを書く作家になったとは、この2冊を読んだだけでは俄かに信じがたいイマイチな出来だった。